2016年9月24日土曜日

【名作】のび太「何だあれ?校庭に何か落ちてる…」【ss】

7:2009/03/15(日) 13:32:11.97 ID:
のび太「やっぱり黒いノートだ」

のび太「何か白い文字が書かれてる…」

のび太「DEATHNOTE…」

のび太「デ…デア…デアテ……」

のび太「…ドラえもんに読んでもらおう」

8:2009/03/15(日) 13:33:23.24 ID:
のび太「ドラえもーん」

ドラ「またジャイアンにいじめられたの?」

のび太「いや、違うよ。こんなのが落ちててさ」

ドラ「デスノート…?死のノートって事?」

のび太「ししししっ…死のノート!?」

ドラ「やっぱりだ…"デスノートに名前を書かれた人間は死ぬ。"って書かれてる」

のび太「どどどっ…どうしよう…っ!」

ドラ「大丈夫だよのび太くん。こんな道具、未来にも存在しないよ。多分誰かのいたずらだよ」

のび太「そっか……うん、わかった」


のび太「…あ、もう4時半だ」

10:2009/03/15(日) 13:34:38.67 ID:
ジャイアン「おーれーはジャイアーン」

のび太「うわぁ…まだやってる……」

スネヲ「おいのび太!お前が来ないからって、ジャイアンが夜まで歌うって…!勘弁してくれよー!」

のび太「えぇっ!?ジャイアーン!僕は今来たよー!」

のび太「聞こえてない…」

のび太「…はぁ」

12:2009/03/15(日) 13:35:35.60 ID:
ドラ「今のうちにこのノートを処分してしまおう」

ドラ「あれ…?裏にも何か書かれてる」

ドラ「"このノートを刻む焼くなどして使えなくすると、それまでにノートに触れた全ての人間が死ぬ。 "」

ドラ「………。のび太くんもこのノートに触れてる…処分はできないか…」


のび太「ただいまー…」

のびママ「遅いじゃないのび太、どうしたの?」

のび太「ジャイアンのコンサートだよ」

ドラ「おかえりのび太くん」

のび太「ただいま、ドラえもん」

13:2009/03/15(日) 13:36:59.17 ID:
ドラ「おやすみのび太くん」

のび太「うん、おやすみ」


のび太「…死のノート、かぁ」

のび太「ジャイアンの本名は…えっと…剛田…剛田武だっけ」


のび太「…漢字書けない」

15:2009/03/15(日) 13:38:52.54 ID:
のび太「いいや…ひらがなで」

ごうだたけつ

のび太「あれ?こうだったっけ?」

こうたたけし

のび太「こっちの方がいいかな」

ごうだたけし

ドラ「のび太くん、まだ起きてるの?」

のび太「…!う、うん…すぐ寝るよ」


後日

スネヲ「たっ…たたた…大変だ!おいのび太!」

のび太「え?どうしたの?」

スネヲ「ジャイアンが…ジャイアンが…」

スネヲ「死んだって…」

のび太「な…なんだってェーッ!?」

17:2009/03/15(日) 13:41:17.56 ID:
のび太(ジャイアンはいきなり倒れたって…)

のび太(きっと僕のせいだ…僕がジャイアンを殺したんだ…)

キーンコーンカーンコーン

出木杉「起立、礼」


タッタッタッタッ

のび太「ドラえもん!」

ドラ「どうしたののび太くん」

のび太「ジャイアンが死…」

のび太(…待ってよ…?ドラえもんがジャイアンを僕が殺したって知ったら……)

ドラ「"ジャイアンがし"?」

のび太「あ…いや…ジャイアンが…その……知りたいって」

ドラ「何を?」

のび太「えっと……デスノートのことを」

ドラ「仕方ないなぁ」

21:2009/03/15(日) 13:42:54.13 ID:
ドラ「"デスノートに名前を書かれた人間は死ぬ。"

"書かれる人物の顔が頭に入っていないと効果が無い。"

"顔が一致する必要があるため、同姓同名の人間に一遍に効果は得られない。通称名などでは不可。"

…まぁつまり"ジャイアン"じゃダメって事だね」

のび太「そ…そっか」

のび太(あの時…僕がジャイアンって書いていれば…!)


ドラ「次に裏表紙のルール

"このノートに名前を書き込んだ人間は、最も新しく名前を書いた時から、13日以内に次の名前を書き込み、人を殺し続けなければ自分が死ぬ。"

"このノートを刻む焼くなどして使えなくすると、それまでにノートに触れた全ての人間が死ぬ。"」

のび太「…!そ…そっか。ありがと」

ドラ「うん」


のび太(どうしよう…!13日以内に他の人を殺さないと僕が…!)

26:2009/03/15(日) 13:44:11.16 ID:
のび太(でも待って…?)

のび太(ジャイアンが死んだ事で僕達はもうジャイアンにいじめられる事は無くなったんだし…)

のび太(…ジャイアンは死んでも仕方なかったんじゃないのかな……?)

のび太(………。)


後日

スネヲ「おいのび太!」

のび太「うん?」

スネヲ「喉が渇いたからジュースを買ってきてくれよ!」

のび太「えっ?あ…うん……」

のび太「…なんだよスネ夫の奴…ジャイアンが居なくなったら急にいばりだしちゃって」

のび太「………。」

30:2009/03/15(日) 13:46:12.66 ID:
ほねかわすねあ
ほねかわすねお
はねかわすねお

のび太「これだけ書けば1つくらいは合ってるよね…」

ドラ「のび太くん…」

のび太「…!や、やぁ…どうしたんだい?ドラえもん」

ドラ「君はとんでもない事をした…」

のび太「な…なんのこと?」

ドラ「今きみがスネ夫の名前を書いた、デスノートのことだよ」

のび太「……!」

ドラ「ママから聞いたよ、ジャイアンが死んだって」

32:2009/03/15(日) 13:47:23.01 ID:
ドラ「…今なら間に合うんだ!タイムマシンでジャイアンの名前を書くきみを止めるんだ!」

のび太「…うるさい!」

ドラ「のび太くん!」

のび太「ジャイアンは死んで当然だったんだ!そうに違いないんだ!」

ドラ「くっ…きみは間違ってるよ!…スモールライト~!」

のび太「ドラえもん…きみは僕をわかってくれないの?」

ドラ「今きみが殺人犯になったら…セワシくんやしずかちゃんはどうなるんだ!」

のび太「うるさい!うるさいうるさいうるさいっ!」

バキッ

ドラ「あっ…しまっ…スモールライトが…」

パッ

ドラ「うわああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」


プチッ

35:2009/03/15(日) 13:49:01.64 ID:
のび太「はっ…僕は…なんてことを…!」

のび太「スペアの四次元ポケットが…あった!ビックライトで戻さないと…」

パッ

のび太「…うっ……ドラ…えもん……」

ドラ「の…ビ…太…ク……ガガッ…ガガッ………バチッ」

のび太「うわああああぁぁぁっぁあぁぁぁあああああああ!」

37:2009/03/15(日) 13:50:17.58 ID:
のび太「ドラえもんの言ったとおり…タイムマシンでジャイアンの名前を書くぼくを止めれば…」

のび太「あ…れ……?タイムマシンが動かない…?」

のび太「動け!動け動け動け動けぇっ!今動いてくれなきゃだめなんだよぉっ!」

のび太「うわぁぁぁっぁぁぁあああああぁぁああああっ!」

40:2009/03/15(日) 13:51:56.89 ID:
ピンポーン

のびママ「はーい?」

高木「どうも、警視庁の高木と申します」

のびママ「あら、どうしましたか?」

高木「いえ、お子様の小学校で妙な事件があって…」

のびママ「…その話は、また今度で…」

高木「どうしてですか?」

のびママ「…うちの子、友達が亡くなってから…塞ぎこんでしまって。そっとしておきたいんです」

高木「そうですか…わかりました」



のび太「…ドラえもん……」

のび太「僕なんで死んでしまえばいいんだ…あの日から13日経てば…」

のび太「あと…1日経てば…」


47:2009/03/15(日) 13:57:29.28 ID:

のび太「え…?死んでない…?どうして…?」


のび太「おはよう、ママ…」

のびママ「あら!おはようのびちゃん!もう大丈夫なの?」

のび太「うん…」

ニュース『今日未明、警視庁の高木渉さんが亡くなりました』

のびママ「あら、この人、昨日うちに来た人だわ」

のび太「へぇ…」

ニュース『情報によると遺体に外傷は無く、突如倒れたとの事です』

のび太「…!」

のび太(もしかして…心臓麻痺!?けど、僕はデスノートに触っていないよ…誰が?)

51:2009/03/15(日) 14:00:20.41 ID:
のび太「やっぱり…デスノートはここにある」

のび太「じゃあ誰が…」

リューク「ククッ…」

のび太「うわぁっ!?だだだっ…誰だっ!」

リューク「俺はリューク。死神さ」

のび太「死神…」

リューク「そしてそのノートの持ち主さ」

のび太「…!」

リューク「しかし今度のキラはいやに小さいな。まだ生まれて…人間界でいう11年目くらいか」

のび太「キラ?」

リューク「ククッ、そうさ。知らないのか?犯罪者を大量に殺した殺人犯だ」

56:2009/03/15(日) 14:03:28.64 ID:
リューク「ノートを駆使し、人間界の神になろうとした。…だが、結局は俺がノートにそいつの名前を書いた」

のび太「どうして…?」

リューク「世界一の探偵に追い込まれたのさ」

のび太「探偵…!やっぱり僕も…警察とかに…」

リューク「クク…まぁせいぜい楽しませてくれよ…」

のび太「あっ……居なくなった」


のび太「僕は…一体これからどうすれば……」

58:2009/03/15(日) 14:05:20.22 ID:
先生「…おーい、のび太君は居るかね?」

のびママ「あら先生。今のび太はちょっと…」

先生「無理もありませんかね…友人を亡くしてしまっては…」

のび太「…はい、先生」

のびママ「のびちゃん!?どうしたの?」

のび太「どうしたのって…学校に行くんだよ」

先生「大丈夫なのかね…?」

のび太「ドラえもんが言ってた、終わった事は変えちゃいけないんだって」


のび太「…行ってきます」

59:2009/03/15(日) 14:06:18.13 ID:
松田「…この事件は、やっぱりキラ事件に関与しているんじゃ…」

白鳥「まさか!キラはもう居ないんじゃ…」

佐藤「…もうその話はやめて」

松田「でも!」

佐藤「そんな事を言ってたって、高木君は戻ってこないわ」

佐藤「…気晴らしにどこか行ってくるわ。上司には適当にごまかしておいて」

白鳥「佐藤さん…」

松田「………キラめ…」

62:2009/03/15(日) 14:08:20.34 ID:
佐藤「………。」

佐藤(このタワーから見える景色…2人で見たかった……)

コナン「あっるぇー?佐藤刑事、こんな所でどうしたの?」

佐藤「あら、コナン君。実はね…かくかくしかじか」

コナン「なんだって!?高木警部が…」

佐藤「…でも、仕方ないのよ…」

コナン「でも…っ!」

佐藤「自然死の可能性だってある。検死の結果はまだだし…第一、キラなんて存在しないわ」

コナン「………。」

コナン(キラ…か。腐女子臭い名前でふざけやがって…)

64:2009/03/15(日) 14:10:18.91 ID:
のび太「………。」

キーンコーンカーンコーン

出木杉「起立、礼」


のび太「…はぁ」

しずか「あら、のび太さん」

出木杉「やあ、のび太君」

のび太「しずかちゃんに出木杉くん…」

出木杉「このまま歩き続けて。誰かに尾行されている」

のび太「…!」

66:2009/03/15(日) 14:11:17.03 ID:
しずか「まさか、デスノートの持ち主がのび太さんだったなんて思わなかったわ」

のび太「どっ…!どうしてそれを…?」

しずか「あら、知らなかったの?デスノートの持ち主は、死神の目で見ても寿命が見えないの」

のび太「死神の目…?」

出木杉「相手の寿命と名前の見える目の事さ。詳しい話は…また夜にしよう」

しずか「そうね。のび太さん、また夜に」

のび太「あ…あぁ、うん……」

68:2009/03/15(日) 14:12:29.64 ID:
のび太「夜だ…」

のび太「…ドラえもん、ごめん…使わせてもらうよ」

のび太「どこでもドア~!」


コナン「…本当に、高木刑事はこの家に事情聴取して帰ってきた途端に倒れたの?」

佐藤「そうなんだけど…」

コナン「この家の人たちを尾行してみたけど、今日一日は変な行動を起こさなかったね。夜に外出した様子もないし」

佐藤「…また明日、私が尾行してみるわ。コナン君は遅いからもう帰りなさい」

コナン「はぁ~い!」

69:2009/03/15(日) 14:14:23.54 ID:
しずか「のび太さん、ドラちゃんは?」

のび太「しずかちゃん…どうして警察の人を?」

出木杉「待て待て。そんなに一遍に質問しあっても埒があかない。こういう時はレディーファーストだろう?」

のび太「う…わかったよ」

しずか「それで…ドラちゃんは?」

のび太「…僕が壊した……」

しずか「…!…どうして…?」

のび太「……どうして、って…」

出木杉「必要無かったからだろう?道具さえあればあの狸は必要無い。若しくは、道具を持ったあの機械は邪魔になる」

しずか「そんな言い方…!」

のび太「………。…いいや、その通りだよ…必要、無かったんだ…」

73:2009/03/15(日) 14:17:24.26 ID:
しずか「…私があの警察の人を殺したのは…許せなかったから」

のび太「許せなかった…?」

しずか「私には優しくてのび太さんを苛める2人が嫌いだった…だからあの2人が死んだ時、寂しかったけど…どこか嬉しかった。
でも、のび太さんが学校に来なくなって…」

のび太「しずかちゃん…」

しずか「そんなのび太さんを捜査しようとするあの人が気に食わなかった。だから殺したの」

のび太「しずかちゃん…」

出木杉「だが、問題はこれからだ。容疑はのび太くんとしずかちゃんに向けられている」

のび太「…そうだね。…でも、その前にする事がある」

75:2009/03/15(日) 14:20:15.09 ID:
出木杉「そうだな。まずは邪魔な尾行の処分だ」

しずか「でも…あまり遠くから見ても目が効果を発揮しないし…」

のび太「でも、ノートに名前を書くと疑われちゃうんじゃ」

出木杉「事故死でも何でもいいさ。問題はどうやって目を持つしずかちゃんが追跡者に接近するか」

しずか「…うーん……」

のび太「…あるよ、方法が」

出木杉「うん…?」

のび太「ドラえもんの道具…透明マントがある」

79:2009/03/15(日) 14:23:39.92 ID:
松田「な…なんだって…?」

白鳥「佐藤刑事が…事故死?」

目暮「…本当に、残念だが」

松田「そんなバカな!」

相沢「…もうやめろ、松田…キラを追うのは」

松田「でも!」

相沢「また警察を抜ける気か?警察を抜けて、お前が得たのは何だ?結局キラを捕まえたのは、アメリカの探偵なんだろ?」

松田「………。」

白鳥「…そうですね。キラに固執しなければ、佐藤さんは尾行などしなかった。尾行をしていなければ、事故など有り得なかった、と」

目暮「過ぎた事は仕方無い。せめて…2人の冥福を祈ろう」

81:2009/03/15(日) 14:26:12.76 ID:
出木杉「よく出来たね、しずかちゃん」

しずか「簡単だったわ」

のび太「…これから、どうするの?」

出木杉「キラの復活さ」

のび太「キラの…!?」

しずか「私のパパがね、スネ夫さんが死んだ晩…強盗犯に殺されたの…」

のび太「…!」

出木杉「そんな犯人を許す訳にはいかない。まだこの世界にはそんな腐った奴らが蔓延っている。だから掃除するんだ」

のび太「過去を変えちゃいけない、けど未来はこれから変える事が出来るんだ…」

しずか「え?」

のび太「わかった。僕は、キラになる」

83:2009/03/15(日) 14:29:28.17 ID:
ニュース『暫く姿を消していた連続殺人犯"キラ"が再び活動を開始しました。日本では28名、アメリカでは48名、…』

松田「キラの…再来…!」

相沢「松田…」

松田「…ノートの存在を知っているのは僕や相沢、模木くらいしか知らない…」

相沢「………。」

松田「…けど、Lほどの財力を持った人間のバックアップは無い…」

相沢「…だから、諦めろって言っただろ?」

松田「………。」


コナン(特定の人間を殺せる…か。まるで超能力だ)

コナン(どうする…情報が足りない……)

88:2009/03/15(日) 14:30:24.11 ID:
出木杉「僕がパソコンで調べ、のび太君としずかちゃんがノートを使って殺す…クク、完璧だ……」

出木杉「僕は手を汚さなくてもいいし、後はあの馬鹿2人が上手くやるだけ…」

出木杉「ククク…最終的に神になるのは僕なんだよ…」


コナン(…FBIやCIAは協力を拒否…前回キラ事件の犯人を逮捕した通称Nは捜査に乗り出した形跡が無い…?)

コナン(いや、違う…おそらく行動を公にしていないだけか)


ニア「おかしいですね…ノートは焼却した筈では…」

レスター「また新たなノートが?」

ニア「その可能性があります。まずはキラの居る国を特定しましょう」

92:2009/03/15(日) 14:34:28.91 ID:
ニア「日本と断定しました」

レスター「早いですね」

ニア「ジェバンニが一晩でやってくれました」

ジェバンニ「被害者のリストと各国の犯罪者情報サイト全件の情報を照らし合わせ、
"裁き"を逃れている犯罪者のリストと日本の犯罪者情報サイトに書かれている誤った名前の人間と一致しました。
日本で間違いありません。」

ニア「日本ではない国の人間が日本のサーバーにアクセスした可能性は?」

ジェバンニ「日本のサーバーにアクセスした数十人の情報を調べましたが、全員が警察の関係者でした。おそらく、キラである可能性は薄いかと」

ニア「そうですね、まずはその数十人の犯罪履歴、事情聴取を行いましょう」


コナン(…今回のキラは日本人に間違いない)

コナン(そして…剛田武と骨川スネ夫に関わりのある人物だろう)

93:2009/03/15(日) 14:35:22.92 ID:
コナン「阿笠博士」

阿笠「おぉ、進一か。いきなりどうしたんじゃ?」

コナン「少しだけ薬に対抗できる薬は作れないか?」

阿笠「…というと?」

コナン「潜入調査を行いたいんだ」

95:2009/03/15(日) 14:36:02.18 ID:
のび太「………。」

リューク「楽しそうじゃないな?」

のび太「リューク…前のキラは殺しを楽しんでいたの?」

リューク「クク…どうだかなぁ?」

のび太「……あ、そういえば」

リューク「んあ?」

のび太「裏のルールは嘘なの?」

リューク「…あぁ!消し忘れていたな」

のび太「…あと、まだ聞きたい事が色々あるんだけど…」

リューク「…面倒だな、あとでリンゴくれよ」

98:2009/03/15(日) 14:37:27.80 ID:
リューク「まず、そのノートは一度焼却したノートだが、俺が復元させた」

のび太「復元?」

リューク「あぁ。表紙の一部さえ残っていれば元の形に戻せる」

のび太「ふーん…」

リューク「…覚えたか?」

のび太「…ごめんもう一回言って」


102:2009/03/15(日) 14:39:12.79 ID:
追い付いた。佐藤が警部から刑事に戻したのは正解。それとあと新一な。
松田も片方死んでるからややこしい。だが構わぬ続けたまへ

104:2009/03/15(日) 14:40:43.80 ID:
>>102
ナンテコッタイ

名前は直すけど松田は生きてる方向で

108:2009/03/15(日) 14:43:12.41 ID:
>>104
気にするな。死んでるのはコナン側のマイナーな松田だから。とりあえず面白いぞよ

106:2009/03/15(日) 14:42:10.79 ID:
先生「皆、今日からこのクラスの仲間になる、」

コナン「江戸川コナンです。よろしくお願いします」

出木杉(…なんだか大人っぽい奴だな)

先生「じゃあ、コナン君。のび太君の隣に座ってくれるかな?」

コナン「はい!」

コナン「…よろしくね、のび太君」

のび太「あ、あぁ…うん。よろしく」


補足忘れてた
>>93で子供になる薬を半分くらい中和する薬を博士に作ってもらってるって事で

109:2009/03/15(日) 14:43:40.65 ID:
ニア「ジェバンニ、被害者のリストと犯罪履歴を」

ニア「ジェバンニ、コーヒー持ってきて下さい。砂糖多めで」

ニア「ジェバンニ、このプラモデルは飽きました。シャアザクを買ってきてください」

ニア「ジェバンニ、トイレ」

ニア「ジェバンニ、」

ニア「ジェバンニ、」

ニア「ジェバンニはまだですか」

レスター「トイレくらい自分でして下さい」

117:2009/03/15(日) 14:47:48.11 ID:
出木杉「江戸川コナンを調査しよう」

のび太「え……えぇっ?」

出木杉「あいつは子供らしくない。大人っぽい雰囲気がある、それに…僕以上に完璧な頭脳なんて許せない」

のび太(嫉妬かよ)

出木杉「まぁともかく、君なら尾行も簡単だろう?」

のび太「まぁ、任せてよ」

しずか「ごめんなさい、2人共」

出木杉「どうしたの、しずかちゃん」

しずか「私ね、これから1ヶ月の間、ピアノの練習でフランスに行かなきゃならないの…」


コナン(勝負は薬の効果が効かなくなる1ヶ月後までだ)

コナン(それまでに犯人…キラを暴いてやる)

122:2009/03/15(日) 14:51:41.22 ID:
のび太「人間そっくりたまご~!」

のび太「という訳でコナン君の尾行をお願い」

のびコピー「わかった」

のび太「もちろん透明マントを被ってね」

のびコピー「うん」

のび太「よし。行ってきまーす」


コナン「おはよう、のび太君!」

のび太「あ、コナン君、おはよー」


のびコピー「………。」

123:2009/03/15(日) 14:52:20.55 ID:
のびコピー(コナン君の家は…研究所…?)

のびコピー(………。)

のびコピー(いや、違う。表札の文字が違う…)

のびコピー(…潜入してみるか。通り抜けフープ~)

阿笠「どうじゃ。調子は」

コナン「…大して変わらないよ。進展はない」

阿笠「しかし、本当にキラが小学5年生なのか…?」

コナン「それについては考えた。でも、キラが存在するとすれば精神的に成熟した人間か、精神的に未熟な人間しか考えられない」

阿笠「ほう?」

コナン「だって、普通の人間が顔色一つ変えずに何百人も殺せるハズが無いからね」

阿笠「それもそうじゃ」

124:2009/03/15(日) 14:52:56.85 ID:
コナン「今回のキラはおそらく、前のキラの意思を継ごうとしている。
だが、デスノートの効果を試す為に剛田武と骨川スネ夫を殺害した。
また、捜査に関わった高木刑事も殺されている」

コナン「…俺が殺されたら、蘭によろしく頼むな」

阿笠「何を言っておるんじゃ」

コナン「…バーロー、冗談だよ」

127:2009/03/15(日) 14:54:31.36 ID:
のびコピー「…という訳なんだ」

のび太「何て事だ…出木杉くんに知らせないと…」

のびコピー「…いや、待って」

のび太「え?」

のびコピー「あいつは僕たちやしずかちゃんを利用している。
デスノートの所有権はしずかちゃんと僕たちにあるし、あいつが居なくちゃならない理由は無い」

のび太「でも…」

のびコピー「…江戸川コナンに調査されてると知ったら、おそらく出木杉くんは殺せと言うよ。
でも、僕たちがボロを出さなければこのまま中学生になれるし、更に時間が経てば僕たちが調査される事なんてないよ」

のび太「…そうだね。うん…もう友達は殺したくない」

128:2009/03/15(日) 14:55:35.24 ID:
ニア「時代はアナルです」

ニア「そうですね、ジェバンニ」

ジェバンニ「はい」

ニア「ケツを出してください、ジェバンニ」

ジェバンニ「はい」

ニア「入れますよ、ジェバンニ」

ジェバンニ「はい」

メリメリッ

ジェバンニ「うおぉぉぉぉぉぉ!」

135:2009/03/15(日) 14:57:59.20 ID:
のび太「あ、コナン君。おはよう」

コナン「おはよー。ねぇ、のび太君」

のび太「う…うん?どうしたの?」

コナン「キラ…って知ってる?」

のび太「さぁ…解らないよ」



コナン(…やはりこの程度の話には乗ってこないか)

コナン(…情報が足りない…どうすれば)

阿笠「…ん?何か放送が始まったぞい」

コナン「放送?博士、ちょっと見せて」

141:2009/03/15(日) 15:00:00.47 ID:
ニュース『FBI捜査官およそ1000人がキラ捜査の為に日本へ入国しました』

コナン「嘘だね」

阿笠「ほう?」

コナン「アメリカは既にキラ崇拝に従っている国だ。キラを捕まえようだなんて思うハズが無い」

コナン「…待てよ…?じゃあ誰が…」


白鳥「…こんなハッタリをかけて、一体どうする気だい?」

松田「…キラは捕まるのを恐れている」

白鳥「それがどうしたんだい?」


ニュース『それではFBI捜査官代表の通称"M"捜査官へと繋ぎます』

M『どうもMです』


のび太「FBI捜査官…!?どうしよう…どうしようどうしようっ!?」

143:2009/03/15(日) 15:01:00.17 ID:
M『私はFBI捜査官のMだ。キラ、聞こえているか?』

のび太「………ゴク」

M『貴様のしている事は悪だ!裁かれなくてはならない』

のび太「………。」

M『首を洗って待っていろ!』

ニュース『次に、日本警察代表の山田太郎さん…』

のび太「殺されるのは…嫌だ……っ」

山田太郎さん『ぐわっ!?』

146:2009/03/15(日) 15:02:34.70 ID:
松田「…!キラが動いた!」

白鳥「キラは日本国内に居る、で確定ですね」

松田「あぁ…そして、今回のキラは死神の目を持っていない」


コナン「…!そうか!」

コナン「Mは殺されずに山田さんは殺された…」

コナン「つまり、キラが殺しに必要な要素は名前のみか、名前と顔だ!」

148:2009/03/15(日) 15:03:12.91 ID:
コナン(しかし待てよ…?名前だけでは不確定じゃないか?同姓同名の名前なんてごまんと居る…という事は)

コナン「殺しに必要なのは…名前と顔だ」


のび太「……うっ…」

のび太「僕が…殺した…」

リューク「そうだ。だが、目を背けるな。真実は変わらない」

のび太「……うっ…ううっ……」


出木杉「あの馬鹿…!」

出木杉「やはりしずかちゃんが居ないうちにのび太を殺して…ノートの所有権を奪うべきか…」

152:2009/03/15(日) 15:05:02.30 ID:
出木杉「…けれど、ノートを奪う方法が何か無いか…?」

出木杉「…いくらあいつが馬鹿とはいえ、そう簡単にノートを手放す訳が無いか…」

出木杉「…そうだ!江戸川コナンを利用すればいいんだ!」


コナン「へっくしゅん!あっるぇー?」

阿笠「風邪かね?新一、体調には気をつけるんじゃぞ」

のびコピー(新一…?もしかして、江戸川コナンは偽名…!?)


のびコピー(…四次元ポケットを持ってくればよかった)

のびコピー(早く…伝えなきゃ……早く…ッ!?)

ダァンッ!

のびコピー「うっ…!?」

*「ごめんなさいね…」

ダァンダァンダァンッ!!

のびコピー「知らせ…な……ガクッ」

153:2009/03/15(日) 15:05:44.02 ID:
*「…なるほど…こういう事だったのね…」

*「お兄ちゃん…」


出木杉「やぁ、コナン君!」

コナン「出木杉君!どうしたの?」

出木杉「いやぁ、先日ちょっと興味深い事があってさ」

コナン「へぇ!どんなの?」

出木杉「なんだか黒いノートなんだけどさ、英語で書いてあって読めなくて。コナン君、英語は読める?」

のび太「…!?」

コナン「少しなら…」

コナン(当たり前だろバーローw)

出木杉「それじゃあ、また明日ね」

コナン「うん!また明日ねー!」

155:2009/03/15(日) 15:07:55.56 ID:
コナン「なぁ灰原」

灰原「嫌だわ」

コナン「まだ何も言ってねぇよ!…超能力で人を殺せると思うか?」

灰原「キラの事ね。そんな遠まわしに言わなくてもいいわ」

コナン「…!」

灰原「私もあの放送を見てたわ。キラが裁きに必要とするのは名前と顔。
更に、同時刻に全世界に散らばる特定の人間を殺す事は組織的かつ物理的には不可能。組織でも不可能だわ」

コナン「…だから、超能力か何かかと思って…」

灰原「…証拠が無いわ。もし超能力だったらお手上げね」

コナン「………あぁ。でも、絶対に暴いてみせる」

157:2009/03/15(日) 15:10:47.05 ID:
のび太「何をする気なんだい!?コナン君は…っ」

のび太(ちょっと待って…?出木杉くんはコナン君が怪しいと知らないんだ……言わない方がいいかな…)

出木杉「コナン君は?尾行したコピーは江戸川コナンが安全な人物だと判断したんだろう?」

のび太「でも…!」

出木杉「さぁ、早くノートをくれよ。コナン君にも協力してもらわなくっちゃ」

のび太「………!」

出木杉「なんだいその顔は?しずかちゃんを巻き込むのは良かったのに、転校生を巻き込むのは嫌だってのかい?今更偽善者顔しても、遅いよ?…キラ」

のび太「………。……そうだ…僕は…キラだよ」

158:2009/03/15(日) 15:12:52.14 ID:
のび太「……過去を変える事は出来ない。でも今から未来を変える事は出来るんだ…」

出木杉「は?何か言ったかい?」

のび太「…もどりライト~!」

パッ

出木杉「な――」

のび太「うっ…おぇぇぇぇえぇえぇぇぇぇ」

リューク「ククッ…さっきの人間が跡形も無くドロドロだな!人間界にも面白い道具があったもんだ!」


【もどりライト】
照射したものを 原 料 に戻す


175:2009/03/15(日) 15:26:34.83 ID:
のび太「たまたま掴んだ道具が…これだっt…おぇっ……」

のび太「…仕方ない……片付けよう………」



コナン「出木杉君が…行方不明!?」

のび太(………。)

のび太「そんな…いつも出木杉君は学校を休む事さえ無かったのに…!」

ポタッ…ポタッ……

コナン「のび太君…」

リューク「ククッ…迫真の演技だな」

コナン(この涙…友人を想っての涙か…?…野比のび太は犯人じゃない?)


178:2009/03/15(日) 15:29:00.23 ID:
コナン「…捜査を打ち切ろうと思う」

灰原「…どうして?」

コナン「蘭が心配しt」

灰原「行く先々で事件を呼んでおきながら言ってんじゃないわよ、この疫病神」

コナン「………。」

灰原「で、本当の所は?」

コナン「…容疑者が行方不明になった。あのクラスには、もう容疑者になる人物が居ない」

灰原「…貴方らしくないわね。諦めるつもり?」

コナン「…そういう訳じゃ」

灰原「だったら捜査を続けなさい」

コナン「…あいよ」

191:2009/03/15(日) 15:40:43.27 ID:
リューク「これからどうするんだ?」

のび太「………。」

リューク「…おい?」

電柱「ガッ」

リューク「おいっ…!?」

住民A「おい!大変だ!子供が頭から血を出して倒れてる!」

住民B「な…なんだってぇーッ!?」

住民C「とっ…とりあえず救急車を!」

193:2009/03/15(日) 15:41:36.72 ID:
リューク「…起きたか」

のびママ「のびちゃん…!」

のび太「………。」

のびパパ「大丈夫か?のび太…」

のび太「…大丈夫。ごめん、1人にして…」



のび太「…計画通り」

リューク「は?」

のび太「頭を怪我すれば、ヘルメットを被っていても不自然じゃない」

リューク「話が見えないんだが」

のび太「ドラえもんの道具に…頭が良くなるヘルメットがある」

リューク「ほう!クク…実はお前、頭良かったんだな!」

のび太「…出木杉君の作戦だよ……出木杉君に万が一の事があった時、こうすればいいって…」

194:2009/03/15(日) 15:43:08.70 ID:
コナン「…じゃあ、ジャイアンとスネ夫君の事は皆好きじゃなかったんだね?」

男の子「うん。皆そう思ってたと思う」

女の子「えー!男君と一緒にしないでよね!」

男の子「何だよう!じゃあ、女はジャイアンのヘタな歌が好きだったのかよ!」

女の子「それは……その…」

コナン「…それで、出木杉君の事を嫌いだった人は居た?」

女の子「居ないわよ、出木杉君以上に格好いい人は居ないもの!」

男の子「フン、誰があんな奴。頭がいい癖に勉強してませんよ、とか言いやがって。俺達をバカにしてんか」

女の子「アンタねぇ…!出木杉君だってちゃんと勉強してるのよ!勉強してないアンタと一緒にしちゃダメなんだから!」

コナン(という事は…このクラスの男子は容疑者として見てもいい訳か)

コナン(…しかし、出木杉以上に頭のいい奴なんて…)

コナン(…野比のび太、あいつがもし爪を隠した鷹だったとしたら…)

196:2009/03/15(日) 15:43:55.94 ID:
ニア「ジェバンニはどこに行きましたか」

レスター「痔で入院中です」

ニア「貧弱アナル野郎め」

レスター「………。」

ニア「レスターさん」

レスター「はい」

ニア「時代はアナルd」

レスター「嫌です」

197:2009/03/15(日) 15:45:05.52 ID:
白鳥「松田君…本気なのか!?」

松田「本気です」

白鳥「辞職だなんて…二度目なんだぞ?もう二度と警察には戻ってこれないかも…」

松田「解っています」

白鳥「では、何故…ッ!」

松田「…僕は、キラを追います」

目暮「…その件だが、辞職の必要は無さそうだ」

松田「え…?」

目暮「日本警察が動いた」

松田「………!アメリカがキラに屈している状態なのに、何故…!」

目暮「…わからん。だがしかし、日本警察にキラ対策本部が出来た事は確かだ。…松田君。頑張ってくれ。そして、世界を救ってくれ」

松田「…はい!」

200:2009/03/15(日) 15:46:45.81 ID:
コナン「やぁ、のび太君。調子はどうだい?」

のび太「うん。打ち所が良かったみたい。すぐに退院出来そうだってさ」

コナン「そっか!また学校に来れるのを待ってるよ!」

のび太「うん!そうだ、コナン君。あやとりしない?」

コナン「あやとり?」

のび太「うん!僕、得意なんだ」


コナン(…依然、裁きは続いている状態にある)

コナン(けれどこの病院にインターネットは無いし、犯罪者の情報を得る事は難しい…)

コナン(調べれば調べる程、野比のび太の容疑が薄くなっていく……くそっ!)

のび太「楽しかったよ!じゃあね!」

コナン「うん!じゃあね!早く元気になってね!」

コナン(…そう、早く元気になって貰わないと)

コナン(おそらく野比のび太が退院してから残っている時間は…1週間。1週間でケリをつけてやる)

203:2009/03/15(日) 15:48:16.18 ID:
リューク「クク…完璧だな」

のび太「深夜にミニPCからインターネットへアクセス、そして犯罪者の情報を書き込む…」

リューク「まさか、夜遅くに裁きを行っている小学生が居るとは誰も思わないだろうな」

のび太「…うん、そうだね。……よし」

リューク「ククッ…やっと20ページ目か」

のび太「四次元ポケットがあって良かったよ。これのお陰でデスノートの収納場所には困らない」

リューク「完璧だな」

のび太「いいや。完璧だとは思わない。ただ、すぐに捕まる事は無いさ」

204:2009/03/15(日) 15:49:42.93 ID:
数日後
リューク「やっと退院か」

のび太「…長かったよ。でも、お陰で2週間後まで裁きの予定を書き込む事が出来た」

リューク「暫くはデスノートを出す必要は無いって訳か」

のび太「いいや、そうでもない。まだ必要になる可能性がある」

パラッ

リューク「…ん?それは?」

のび太「算数のノート。これに1枚、破ったデスノートを挟むんだ」

リューク「ほう。しかし、目立たないか?」

のび太「僕のテストの点数は最悪だ。僕からノートを借りようとする人間は居ないし、
もし誰かに見せる時は他のノートにデスノートを挟めばいい」

リューク「じゃあ、4次元ポケットは?」

のび太「僕の部屋に隠すさ。念には念を。僕の疑いは強い筈だからね」

207:2009/03/15(日) 15:51:07.17 ID:
リューク「クク…しかし本当にヘルメットをつけるだけで頭が良くなるとは」

のび太「あぁ。見た目が難点だけどね」

リューク(お前見た目気にしてないだろ)

209:2009/03/15(日) 15:52:37.01 ID:
コナン「のび太君!もう退院して大丈夫なの?」

のび太「うん!…まだ頭の包帯が取れないけどね」

コナン「仕方無いよ、でも間に合って良かったね」

のび太「そう?」

コナン「うん、だって今日は警視庁の人たちの仕事が見れるんだよ?」

のび太「コナン君らしいね」

コナン「うん!とっても楽しみ!」

リューク(クク…なるほど、"警察に接触するチャンス"って言っていたのはこれの事か)

リューク(あのテレビ放送は警察の仕業…となると、警察との戦いも頭に入れておかなきゃならない、か)

先生「おーい!2人、バスに乗り遅れるぞー!」

のび太「あ、はーい!」

コナン「今行っきまーす!」

214:2009/03/15(日) 15:54:44.44 ID:
ニア「レスターさんも痔ですか…」

ニア「時代はアナルです」

ハル「セクハラで訴えますよ」

ニア「別に構いません。貴女とやれるのなら」

ハル「ニア…///」


ニュース『アメリカSPK本部のネイト=リバーさんがセクハラで逮捕されました』


215:2009/03/15(日) 15:56:11.50 ID:
コナン「うわぁ…凄いねー!」

のび太「だね!あれ…?あっちは何なんだろう?」

コナン「あっ!待ってよー」

タッタッタッタッタ

模木「キラ対策としてまず…」

のび太「キラ…対策?」

コナン「ここは…日本警察キラ対策本部?」

松田「うわっ!君たち、そんな所で何をしているんだい?」

コナン「えっ!?えっと、いや…」

白鳥「あれ?…コナン君じゃないか」

コナン「白鳥警部!」

松田「えっ!?知り合いなんですか…?」

白鳥「え…あぁ、うん。名探偵毛利小五郎のお子さんだよ」

コナン(おいおい…おっちゃんの子供じゃねぇっての)

221:2009/03/15(日) 15:57:23.81 ID:
コナン(アメリカがキラに屈している今、日本警察がキラ対策を行う事は国交に関わる…それでもこうやって対策本部を立ち上げている…?何故だ…?)

のび太(まさか日本警察がここまで動くとは思わなかった…けれど、今更キラ対策をした所で裁きは止められない筈だ)

模木「まずはインターネット上の…」

白鳥「ダメだよ、コナン君。こんな所に居ちゃ」

コナン「えっ?アハハ~」

のび太(しまった…4次元ポケットさえあれば盗聴が可能だったのに…)

のび太(いや…待てよ?まだ手はある)

のび太「コナン君、そうだよ。どうやら聞いちゃいけない話みたいだから、戻らなくちゃ」

コナン「えっ?そ…そうだね」

コナン(くそっ…情報が手に入るかもしれなかったのに…!)

のび太(…コナン君、ごめん。君を利用させてもらうよ)

227:2009/03/15(日) 16:00:01.86 ID:
のび太「ただいまー!」
(中略)
のびママ「ドラちゃんが居なくなってから元気が無かったけれど、もう随分と良くなったようね」


のび太「思わぬ収穫だった」

リューク「クク…それで、どうするつもりだ?当初の予定とは随分違うが」

のび太「こうするんだ…」


江戸川コナン ○月×日21時23分
知り合いの関係者に頼み、学校の放課後に警視庁へと足を運ぶ。
キラ事件対策の内容を聞くとメモを取り、鞄にしまう。
その後、友人の家に寄り鞄を忘れたまま帰路につくが、
通り魔に遭い心臓を刺され死亡。


リューク「クク…クククク……面白そうだな…クククククク」

のび太「面白くなんてないよ。これは、僕がキラになる為の必要なプロセスだ」

230:2009/03/15(日) 16:01:16.91 ID:
ニア「ここから出してくれ!」

ニア「僕はニアなんかじゃない!信じてくれよ!」

*「おいおい、君。ここはアメリカの留置所だぜ。看守は寝てる。叫んでも喉が渇くだけさ」

ニア「…!…貴方は?」

*「名乗る程の者でもないさ。だが…」

ニア「"だが"?」

阿部「やらないか」

ニア「うほっ」

233:2009/03/15(日) 16:02:12.57 ID:
灰原「へぇ、警察が動いたのね」

コナン「あぁ、まさか動くとは思わなかった。これはいい情報になるかもしれない」

灰原「警察に情報を貰うつもり?無理に決まってるわ」

コナン「無理かどうかはやってみなきゃ解らないだろ」

灰原「情報を貰うのだったら無理よ。まぁ、どうせ貴方の事だから探偵バッチを使うのでしょうけど」

コナン「………。」

灰原「図星ね。相変わらず顔に出やすいわね、貴方は」

コナン「うるせーなー。…まぁ、とにかく。明日の放課後に警視庁へ寄ろうと思う」

灰原「一つだけ約束して」

コナン「んぁ?」

灰原「…死なないでね」

コナン「…バーロー」

235:2009/03/15(日) 16:03:00.64 ID:
後日
キーンコーンカーンコーン

のび太「起立、礼」


のび太「…あ、コナン君ー。一緒に帰ろー」

コナン「え?あ…あはは。ごめん、ちょっと用事があって」

のび太「そっか、じゃあまた明日ね」

コナン「うん、また明日ー!」


のび太(…計画通り)

リューク(…ククク)

244:2009/03/15(日) 16:05:15.29 ID:
警官「ん?きみ、こんな所に何の用だい?」

コナン「あ、えっと…」

目暮「うん?コナン君じゃないか」

コナン「目暮警部!」

警官「…知り合いですか?」

目暮「あぁ、ちょっとな。それで、どうしたんだ?」

コナン「あ、忘れ物をしちゃって…あはは」

目暮「忘れ物?」

白鳥「先日、警視庁の訪問をコナン君の学校でしたんですよ」

目暮「ほう、そうか。じゃあ私が許可を出そう」

コナン「わぁ…ありがとう目暮警部!」

目暮「どうも。さて、行こうか」

白鳥「はい」

コナン(……よし)

247:2009/03/15(日) 16:07:03.29 ID:
コナン(ここだ…キラ対策本部)

コナン(ここに探偵バッチを仕掛けて…と)


松田「えー…まず集まってもらったメンバーは強行3課の目暮警部、白鳥刑事、宇喜田刑事、そして前回の捜査に加わっていた模木、そして私、松田です。まず始めに…」

コナン(お、聞こえる聞こえる。捜査本部は5人のみか?)

松田「多く居るメンバーの中で私達だけ知っておかなければならない事実があります。まずはそれを説明します」

コナン(…5人だけじゃない、か。…とりあえずメモを取っておくか)

松田「まず、キラが殺しに使うのは黒いノートです」

目暮「黒い…ノート?」

コナン(…!?黒いノート…?出木杉が話そうとしたものと同じものか…?)


250:2009/03/15(日) 16:08:03.74 ID:
コナン博士の発明で小5になってるんだろ?

なら 目暮や白鳥の反応は変わるんじゃないのか

253:2009/03/15(日) 16:10:50.15 ID:
>>250
補足というか言い訳

博士の発明した薬は錠剤型、飲むと暫く小5になる
で、1ヶ月もすると薬に耐性が出来て効かなくなる

272:2009/03/15(日) 16:21:46.58 ID:
>>253
いや… 薬が効かなくて小1に戻ったんなら今度はのび太の反応が変わるんじゃ…

のび太・コナン・白鳥が3人で会った時に誰も反応しないのはおかしいのでは?

と、重箱の隅を突いてみる


つSSは黙って読むべし!脳内補完!これ大事w


254:2009/03/15(日) 16:11:35.10 ID:
コナン(だとしたら…やはり出木杉はキラだったのか?)

松田「はい、そうです。そして…これをお配りします。ここに書かれている事が、ノートの能力です」

白鳥「まさか…こんな事が…?」

ウキタ「………。」

コナン(くっ…ノートの能力だと…?)

コナン(…だが、これで随分情報が得る事が出来た…)

256:2009/03/15(日) 16:13:43.04 ID:
コナン(黒いノートは何かしらの能力を持っている…)

コナン(そして、行方不明になった出木杉は黒いノートの秘密を俺にバラそうとした…?)

コナン(もしそうだとしたら…出木杉と手を組んでいた人物がノートの秘密を隠す為に殺したと考えるのが筋か…)

コナン(…時間が無いな。野比のび太…アイツの部屋に上がらせてもらって、黒いノートを探すべきか)


リューク「クククク…綺麗に隠したものだ」

のび太「うん。四次元ポケットを透明マントで包んで屋根裏に隠しておけば、誰も気付かない。デスノートの隠し場所に困らなくて済んだ」

リューク「そうだな…ククク……デスノートの隠し場所は誰でも困ったものだが。」

260:2009/03/15(日) 16:15:33.63 ID:
ピンポーン
のびママ「はーい」

ガチャ
のびママ「あら?」

コナン「どうも、のび太君の友達の江戸川コナンです」

のびママ「あら、いらっしゃい!のび太ー!」

のび太「…うん!今行くよー!」


コナン「なんだかごめんね、部屋まで上がっちゃって」

のび太「いや、いいよ。…それにしても、いきなりどうしたの?」

のび太(そんな事よりもトイレに行きたい)

コナン「あ、えっと…あ!この漫画読みたかったんだ!」

のび太「あ…うん。読んでていいよ。…ちょっとトイレ行ってくるね」

コナン「うん!」

コナン(………よし)

リューク「大胆すぎる潜入だな」

262:2009/03/15(日) 16:16:58.78 ID:
コナン(見つからない…)

コナン(あとはここの引き出しだけか…)

のび太「ふぅ…あれ?どうしたの?」

コナン「…!い、いや…何でもないよ」

のび太「………。そっかぁ。もう暗いけど、帰らなくてもいいの?」

コナン「えっ?あ、あぁ…!それじゃあ、僕はもう帰るね」

のび太「うん!また明日ねー!」


のび太「…リューク、コナン君は何を?」

リューク「ん?あぁ、何かを探してたな。見つからなかったみたいだが」

のび太「当然だね。怪しまれるものは全部隠してある」

265:2009/03/15(日) 16:18:51.24 ID:
コナン(…見つからなかった)

コナン(やはり検討違いなのか…?それとも、他の場所に隠すか…?)

コナン(…いや、それも有り得ないな)

ピピピピッ

コナン(ワンセグでニュースを見ようか)

ニュース『20時54分、新たなキラ被害者が…』

コナン(…被害者が死んだ時間は、野比のび太は俺と一緒に居たみたいだな。
…犯行に及ぶのは不可能だろうな……)

267:2009/03/15(日) 16:19:35.17 ID:
コナン(ん…?)
コナン(何か今光ったような…?)

のび太「…21時23分まであと5……4……3……」

コナン(よく見えないな…暗い)

のび太「2……1……」

コナン(なっ…!?こっちに来る…!)

のび太「……ゼロ」


灰原「遅いじゃない」

コナン「えっ…?あ…灰原か……」

灰原「愛しの彼女じゃなくて残念だったわね」

コナン(光ってたのは…灰原のネックレスか……ったく、何か損した気分だぜ)

271:2009/03/15(日) 16:21:46.50 ID:
のび太「…さようなら、コナン君」

のび太「さて…今のうちにメモを見させてもらうか」

リューク「クククク…偶然って物は怖いな…クク」

のび太「偶然?いいや、これは必然だよ」

のび太「…ふーん……結構日本警察もやるね。やっぱり前例があるお陰なのかな」


のび太(考えろ……もし僕が日本警察なら…次にやる行動は……)

276:2009/03/15(日) 16:23:09.84 ID:
ニア「皆さん。SPKのメンバーに新しい人が入りました」

ジェバンニ「もう釈放されたんですか」

ニア「…不服か?」

ジェバンニ「…!いいえ……」

ニア「…とにかく。新しいメンバーとなる」

阿部「阿部正樹だ。よろしく」

ハル「あら、いい男ね。よろしく」

阿部「どうも。…よろしく」

ニア「阿部さん、今日もよろしくお願いします」

阿部「あぁ、もちろんだ」

ニア「レスターさんも一緒にどうですk」

レスター「だが断る」

280:2009/03/15(日) 16:26:45.75 ID:
のび太「…もし僕が日本警察なら」

リューク「ん?」

のび太「インターネットの情報を書き換える。
そして、不特定多数の犯罪者の情報をすりかえる。
ノートの効果まで知っているという事は、その事によって僕、
…つまりキラが、警察内部の人間ではないと特定する為の罠を張る」

リューク「ほう。…それで、その罠を回避するのか?」

のび太「いいや、しない。あくまで一般人であるというアピールをするよ」

リューク「…?」

のび太「警察の人間だともし日本警察が判断したとしても、
警察内部で犯罪者の情報を得る事が出来る人物が特定できる。
1ヶ月もあればその人物全員がノートを持っているかどうか、おそらくは断定できる。
…となると、警察内部にキラが居ないと解ったら、警察の情報を得ることが出来た江戸川コナンが疑われる。
そして、警察に居たときには持っていた鞄を江戸川コナンの死体が持っていない事に気付くと、
疑われるのは僕だ。かえって特定されて危ないよ」

リューク「なんだ、じゃあその警察の罠は無意味じゃないか」

のび太「まぁ、この通りに行動を起こすとは考え難い。他に仕掛けそうな罠は…うーん」

284:2009/03/15(日) 16:31:43.77 ID:
のび太「待てよ…?となると、前キラは警察の人間だったのかな?」

リューク「ん?でも、その作戦をするか解らないんだろ?」

のび太「物は試しだ。調べてみよう」

のび太「…これだ。夜神月。こいつが前キラだ」

リューク「クク…早いな。しかし、こいつが本当にキラだったのか?」

のび太「親子揃って死んでいる。それに、経歴が書いてない。
普通はキャリアだったらそれなりに逮捕歴とかも載るんじゃないの?」

リューク「知らんが。…まぁ正解だ」

のび太「………。」

のび太(僕の推理には沢山の穴がある…これ以上のボロが出るのは避けないと)

286:2009/03/15(日) 16:35:41.88 ID:
リューク「なんだ、じゃあ裁きはやめるのか?」

のび太「はは、そんな事はしないよ」

リューク「じゃあどうするんだ?」

のび太「生憎、リストが変更される前の情報は全て僕のミニPCにコピーしてある」

リューク「…?でも、"一般人のフリ"をするんだろ?」

のび太「そうさ。…でも、策がある。キラが死神の目の契約をしたと錯覚させるのさ」

リューク「何でだ?」

のび太「そう…僕が捏造する偽キラを捕まえさせる為の策さ。目を持っていない相手には拳銃があれば済むだろうけど、
もし相手が目を持っていたら警察も慎重になるだろうからね。
偽キラが簡単に捕まっても困るし、僕がどこでもドアを使って偽の証拠を作る暇も出来る」

リューク「偽キラ…?でも、ノートが無いと裁きはできないんだろ?作った偽キラにノートを持たせるのか?」

のび太「しずかちゃんのノートがある」

リューク「…偽キラが捕まった後も裁きを続けるのか?」

のび太「あぁ。そうすればこれまで僕が犯したミスを無かった事に出来る」

362:2009/03/15(日) 20:09:09.03 ID:
のび太(問題があるとすれば…僕が2週間後まで裁きの予定を入れてしまった事だ…でも、まぁ大丈夫だろう。その頃にはしずかちゃんも帰国しているハズだし)

コナン「のび太くーん!」

のび太「な…ッ!?」

コナン「…?何をそんなに驚いているの?」

のび太「う…ううん。大丈夫だよ」

のび太(何故死んでいない…!?…まさかとは思っていたけれど…偽名か!)

リューク「ククククククク」

のび太「そ…そんな事より、コナン君、昨日僕の家に鞄忘れてなかった?」

コナン「…あ!」

コナン(素で忘れてたぜ…)

のび太「やっぱり!帰りに僕の家に寄っていかない?」

コナン「うん!教えてくれてありがと!」

のび太(というか常識的に考えて江戸川コナンなんて名前の人間居ないよな…名付け親が推理小説好きなDQNだと思って油断していた…くそっ)

366:2009/03/15(日) 20:12:43.66 ID:
放課後
のび太「はい、これ…鞄」

コナン「あ、ありがとー!」

のび太「うん!じゃあまた明日ね」

コナン「じゃあねー!」


のび太「…チッ」

リューク「残念だったな、キラ」

のび太「…まぁ、いいや……それよりも今のうちにコレを終わらせないとな」

ウィーンウィーン

リューク「何だこれ?」

のび太「プリンターだよ」

リューク「プリンターか。見た事無い形だが」

のび太「ドラえもんの道具さ。まぁ、ただのプリンターだけど」

367:2009/03/15(日) 20:14:27.30 ID:
コナン(…あと1日…か……くそっ!)

コナン(もし野比のび太がキラならば俺が偽名だと気付いているハズだ…)

コナン(それなのに焦った様子は無い…やはり的外れなのか……?)

*「…新一……さん」

コナン「!?」

*「これを…成長ストッパーといいます…その体のままで居られるようになります」

コナン「君は…!?」

*「そんな事はどうでも…とにかく、のび太さんを救ってあげてください…」

ドラミ「おにいちゃんの代わりに…」

バシュンッ

コナン「…!?消えた…!?」

コナン「………。成長ストッパー、か」

369:2009/03/15(日) 20:16:14.22 ID:
コナン「…という訳でさ」

阿笠「ふぅむ…これは凄いな」

灰原「その成長ストッパーのお陰で小学5年生の身体のままって訳なのね」

コナン「あぁ」

灰原「バカ」

コナン「なっ…!?」

灰原「貴方が江戸川コナンでも工藤新一でも無いままだったら、真実を知らない人はどうするの?」

コナン「………。蘭には悪いが、俺は…キラを捕まえる」

阿笠「それがのう…新一」

蘭「コナン君、いや…新一?」

コナン「なっ!?らっ…蘭!?」

373:2009/03/15(日) 20:19:22.23 ID:
コナン「あ…いや……えっと、蘭ねぇちゃん」

蘭「…気付いてたよ」

コナン「え…?」

蘭「でも…私の心の中で整理がつかなくて、」

コナン「………。」

蘭「ずっと一緒に居てくれたんだよね。
新一は…バカで不器用だけど…私を、ずっと守ってくれてた」

ギュッ

コナン「…!」

蘭「…キラに負けたら……許さないんだから」

コナン「あ……。…あぁ!」

380:2009/03/15(日) 20:28:28.27 ID:
ニア「はぁっ…はぁっ……」

阿部「もういっちまったのかい?はは。可愛いな、ニアは」

ニア「……っ///」

阿部「可愛いといえば…キラも随分と可愛いな」

ニア「…!?…キラと…知り合いで…?」

阿部「いいや、そうじゃない。まだまだ青いって意味さ」

ニア「どういう事ですか…?」

阿部「おそらくキラは2人だ。目を持っているキラと持っていないキラの2人。
共犯だろう。目を持っていないフリをする事も可能だが、無いだろう」

ニア「どうして…?」

阿部「大きなミスをしてしまっているからさ」

ニア「…ミス?」

阿部「まぁ、そのうちわかるさ」

384:2009/03/15(日) 20:36:43.74 ID:
コナン(しかし、キラを捕まえる為には…)

コナン(………考えろ…考えるんだ…証拠はどうすれば手に入る………)


リューク「クク…しかし頭がいいな」

のび太「ドラえもんのお陰だよ」

ニュース『今日5時頃、キラ容疑者と思われる犯人を逮捕し…』

のび太「…また陽動かな?もう飽き飽きだよ…」

ニュース『捕まったのはフランスに留学中の日本人…』

のび太「………ん?」

ニュース『…源静香さんです』

のび太「な…っ!?」

リューク「ククク…面白くなってきたな」

387:2009/03/15(日) 20:38:12.01 ID:
1日前
阿部「…ジェバンニ!モニターを繋げてくれ!」

ジェバンニ「はい」

目暮『…日本警察キラ対策本部の目暮と申します』

阿部「そう硬くならなくたっていい。気にしないさ」

目暮『しかし…』

阿部「感謝してるのは此方の方だ。頭を下げなきゃならないのは俺の方だな」

目暮『そっ…そんな事は!』


ニア「…どういう事です?」

阿部「あぁ、言い忘れてたな。俺はLの古くからの親友さ」

ニア「…!Lの…!」

阿部「アイツの敵だ、キラは俺が捕まえてやる」

388:2009/03/15(日) 20:40:16.59 ID:
阿部「…まずキラは前にも行った通り2人だ」

阿部「そして目を持っているキラ、Sキラと
目を持っていないNキラの2人と分けることが出来る」

ニア「目を持っていない…?」

阿部「そうだ。まぁこれはジェバンニが調べてくれた事だが、
日本の犯罪者リストの中でも誤字であったにも関わらず殺された
人間とそうでない人間が居る事から推測できる」

ニア「流石ジェバンニです」

ジェバンニ(お前何もやってないだろ)

阿部「…そして、今日本には、もしくはこの世にはNキラしか居ない」

ニア「…この世に居ない…?」

阿部「共犯者であるNキラが都合が悪くなりSキラを殺したか、
何らかの都合で日本に居られなくなったか、裁きが出来なくなったか。
これもリストの誤字から判明した事だ」

ニア「そんなに誤字が…?」

阿部「生まれた時は難しい名前がつけられたが、それを略して表記する事が多い所為だな。
まぁ、若干偶然も含まれているだろうが」

391:2009/03/15(日) 20:43:02.78 ID:
阿部「…そして、ここからが本題だ」

目暮『…犯人は子供だという線は、間違いないようですな。
また、Sキラの思考能力も幼い事も』

ニア「…キラのミスには気付いていました。骨川スネ夫と、剛田武の殺害ですね」

阿部「そう。もう1つのミスは、Sキラが約3週間前から裁きを行っていない事。
…Sキラとなりえる人物は、両氏に関連があり尚且つ現在日本に居ない、」

目暮『更に外国の衛星放送から日本のテレビ放送を見て、
顔のみしか出していなかった偽の捜査官Mを殺した人物は、』

阿部「…源静香。こいつがSキラだ」


リューク「クックック…してやられたな、キラ」

のび太「…くっ!」

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